スタインウェイB型のフレーム塗装
去年からやっているスタインウェイB型
本体の塗装は終わっていましたが、フレーム塗装などが残っていて年明けからバタバタとなんとかキッチリと塗装を終わらせることができました。
前の投稿でも書きましたが、スタインウェイ純正の金粉が手に入らなくなって困っていました。Facebookにその事を投稿したら知り合いの修理屋さんが「うち買って持ってますよ〜」と連絡をくれ、ある程度まとまった量を譲っていただきました。(もちろんタダではなくちゃんと料金をお支払いして。とはいえ彼にとって儲けなど無いような値段で譲っていただいて本当に本当に感謝です)
スタインウェイ純正色の金粉が手に入ったので今回も無事オリジナルの色に塗ることができました。
現在日本で簡単に手に入る金粉とスタインウェイの純正の色ではずいぶんと違います。
これでも赤口といって赤っぽい色味の金粉なんですが、純正と並べるとぜんぜん色が違います。
メッキ 鍍金
フレームのネジやボルト、その他ほとんどの金属類は再メッキです。
パーツの大きさなどで電圧や電流を調整しないと綺麗にメッキできないのでなかなか難しいですね。
でも失敗を繰り返してそこそこ上手になってきたと思います。
再度ピアノをひっくり返して棚板裏などを綺麗に塗り直して。
フレームのせ
ピアノを起こしたらフレームを乗せていきます。
フレームと本体の隙間は数ミリしかないので絶対にミスしないように何度も何度も確認しながらゆっくりゆっくり降ろして乗せていきます。(うちでは今回のようにエンジンクレーンを使うか、ピアノを広いところに移動してフォークリフトで作業しています。)
今回もどこも傷つけずのせることが出来てひと安心です。
年明けから雪や雨の影響もあり予想外に時間がかかってしまいましたが、なんとかここまで形になりホッとしました。
それにしてもこのピアノは本当に木目が素晴らしい。。。
今年は去年以上に忙しくなりそう
先日クリーニングのご依頼も一気に4台入ってきまして。。。
その他国産アップライト全塗装も。。
去年からの仕事もまだ残ってますし。。。
ウイスタリアアップライト、1903年製のNYスタインウェイA2、KAWAIアップライトの全塗装
2月にはスタインウェイフルコンも入ってきます。
JBL大型スピーカーのリメイクも何台か
そのほか、パーツ修理のご依頼も数件いただいていて、問い合わせから塗装修理のご相談もいくつかいただいています。
全力で頑張るしかない!信頼に応えられるよう。
今年は去年以上に気合入れて!でも楽しんでやっていきます。