謎の液体で汚染されたピアノの底板(ペダルがついてる部分)を綺麗に復活させてほしいというご依頼でお預かりした底板
実際に見てみるとかなり“アジャパー“(死語)な状態。
使えるのは天秤棒くらいなものか。。
何かの生き物のナキガラ的なものがここで分解されたのか。。。除湿剤に溜まった水が崩壊してグチョグチョになっていたのか。。。
真相はわかりませんが色々腐ってしまってます。
交換できるパーツは交換ですね。
まず、ペダル自体は。。。錆びでグズグズ、支点部分の棒も朽ちて折れてしまってます。
交換です。
ペダルのサポート(受け)のパーツは。。。
なかなか腐ってますねー。
謎の樹液のようなものでネジにアクセスも出来ません。
これは売ってないので作り直すしかないでスネヲ。
ハンマーで引っ叩いて分解します。
こりゃー、底板自体使えないわ。。。
という事で作り替えです。
新しい板を同じサイズにカットしてパーツの位置や穴の位置をコピーして全体の形もコピーします。
板の材質は多少違うので塗装で色をそれっぽく合わせました。
新規製作・交換したパーツは
- 底板
- ペダル受けの土台
- ペダル
- 天秤棒のバネ
- 天秤棒の台
というか、天秤の棒とペダルを吊るパーツ以外全部ですね。
ペダルの受けになる土台パーツは売ってないので新規製作
天秤棒の土台は買いましたが、オリジナルはテーパーがついてるので結局改造が必要で。(コレがなかなか手間がかかった)
何をどう新しくしたか説明するのが面倒くさいくらい結局色々作り直しました。笑
もうこの底板は一生交換しなくて済むでしょう!完璧に復元されました。
もう新品です。笑 最後に映像でどうぞ!