今回スプレーガンの話ですが、
まず!
近況報告
だいぶ涼しくなってきまして、塗装屋の工房もだいぶ仕事しやすい気温になってきました。今年の夏も終わりに近づいてきてるなと。
工房には一応エアコンも入っているのですが断熱なんてされてないので夏はやっぱり暑いです。
暑い中、エアコンも頑張って働いてくれていますが塗装屋なのでね。。。動力の換気扇が2コ付いてます。
塗装ブースは初めからからサウナなのですが、吸気を塗装以外の作業をする部屋から引くので回したら一撃です。 残念です。
逆にとても嬉しい事もありました。ブログを始めて(これをブログと呼んでいいのかすら分からない程度の者です)2週間くらい経ったのですが、僕の事を「ロックな塗装屋」と紹介してくださっていた
大和市に工房をかまえる調律師でありピアノ技術者の御方
「したんだピアノ」の四反田浩明さん
がワタクシのページを紹介してくださいました。(いつも色々と気遣ってくださり本当にありがとうございます!)
ただ、気になった事がひとつ
ロックなバンドを始めたい方のご相談は受け付けておりませんから(笑)
そこんとこヨロシク🔥
※でも実は、音楽をやる事と技術職をやる事って大事な部分で共通点があって
そのどちらにも通ずる大事なことにどれだけ気づいて膨らませていけるかが何より重要で、それがわかればどんな業界でも絶対に生きていけるはず。そんな話もあります。
この話は長くなると思うのでまた別のタイミングで。
今回はスプレーガンのメンテナンスです
スプレーガンの洗浄
塗装屋の仕事道具の中でもなくてはならない道具。スプレーガン。
使うたびに必ず洗浄するのですが、(というか使う時は一回の塗装中に何度も洗う)定期的に大掛かりな徹底的な洗浄などのメンテナンスをします。
いつも自分がやっている洗浄方法は、①使う度にやる特にバラさないいつもの洗浄、②塗料経路の主要部分のみをバラしてやる洗浄、③内部構造のパーツも全てバラして行う洗浄。(絶対に汚れない一部分だけは残しています。壊すといけないので)
今回はうちで最も長く活躍してくれているなかのひとりふたり、 iwata W200 と Iwata W101を③の徹底洗浄。
まずは完全に全てのパーツを分解します。中でも絶対にキズつけてはいけない部分などに気をつけながら適正な順番で慎重にバラします。
スプレーガンってこんなパーツで出来ています。普通の人はなかなか見る事ないですよね。
そして、アセトンや剥離剤を使って隅々まで徹底的に綺麗にしてやります。
洗浄後がこちら。わかりにくい(笑)
バラした時とは逆の手順でやはり慎重に組み立てていきます。
そしてなんと油を注します。
塗装道具なので油類は塗装のハジキの原因になるので基本NGなのですが、必要な部分はスプレーガン専用のオイルでグリスアップしないとダメなんです😎
塗装屋さんでもここまで完全にバラさない人もたくさんいると思います。最低限の洗浄をしていれば塗ることは出来るからです。
以前、自分が勤め人だった時そうだったのでよくわかります。好きでそうしてた訳ではなく(毎日毎日本当に塗装しまくっていたので丁寧に洗浄する時間なんてありませんでした。。。)
でも今は多少時間を掛けてでも常にガンが完璧に機能するように心がけてます。
じゃないと吹付けをするたびに何かちょっと🤏調子良くない状態になり、それをカバーしながら塗る事になって、もっと集中するべきところに集中出来なくなる。⇦当たり前ですね
塗装の細かい部分に集中するためにそのあたりが本当に本当に重要で。。。。。なんだか面倒くさい事をごちゃごちゃと語り出してしまいそうなのでこれくらいにしておきます(笑)
でもなるべく上手に塗装するための基本的なコツの一つです。本当に。
また塗装や塗装以外の作業でも使う大好きな道具たちについても書きたいと思います。
そして組み立て完了です。
W101の方はこんなにピカピカになりました
集中云々言いましたが見た目的に気分最高です。美しい。。。