Zimmermann GP Mod.145 のマクリ(鍵盤蓋)と譜面台の塗装修理
もほぼ終わり、真鍮のヒンジ類も磨きあげて、後は各部フェルトを貼り組み上げるだけとなりました。
お客様が気にされていた部分以外の直されず残っていたキズや突板の剥がれなども全て完全に直してあります。フェルトなどを貼り組み上げて完成です。あと少しだけお待ちくださいね!
クリーニングでお預かりしているアップライト
妻土台(ツマドダイ)はキズが無数にあったので外して塗ってしまおうと思い分解していくと、、あれ??グラついてる。。
親板自体が剥がれかけていました。
ココ気が付きにくいところだけど結構剥がれているピアノ多いですよ。雑音の原因になったりするので2液性の木工ボンドでしっかりと接着。使っているクランプはベッセイのパラレルクランプ1500mm⇦これとても使いやすくてオススメですよ。
最近やっているフレンチポリッシュの練習
ヨーロッパの古いピアノや家具などはこの塗装方法が主流で現代でもヨーロッパの職人さんにはこのフレンチポリッシュのテクニックは必須だと聞きます。
セラック(シェラック)をタンポを使って昔ながらの方法で薄く塗り重ねていくんですが、今その練習をしています。塗り始めて3日目 だんだんツヤが出てきました。(2枚目の手で掴んでる部分が塗っていない部分)
アンティークピアノをアンティークなまま補修したり、できれば全塗装もできるようになりたいと思って研究中です。技術や知識を深めるのも重要ですが、新しいことを覚えていくのってやっぱり楽しいですね。
余談ですが「タンポってタンポーネ?からきてるの?日本語じゃないっぽいです」