過去作業 – YAMAHA No.U2全塗装 黒⇨木目
過去作業 – YAMAHA No.U2全塗装 黒⇨木目

過去作業 – YAMAHA No.U2全塗装 黒⇨木目

黒から木目に塗り替えてほしいというご依頼。
ウォールナット オープンポア に仕上げます

一部塗装を削ってあるのはどんな木目が出てくるか確認した跡です。古いピアノは黒であっても塗装を剥がすとちゃんと木が出てくるんですよ。もちろんメーカーなんかによってはちゃんとしてない木が使われてたりもしますが。。。
塗料を全て剥がし木地の調整をして、このあと木地着色

これは1955年製のYAMAHA No.U2

写真が見当たらなかったのでいきなり塗装の前処理が終わっちゃってますが、ここまでにするには 全パーツの解体→塗装の剥離→木地の研ぎ(塗装屋はサンドペーパーで削る作業のことを研ぎと言います)→キズ・破損箇所の修復、とやってきています。


うちの場合、全塗装の時はここまで解体します。
パーツとパーツの接合部を新品と同じ状態に綺麗に仕上げるため、このピアノが作られたときに別々に塗られていた物は全て別々に直して塗装していきます。

この後 木地着色→下地塗装→下地の研ぎ→上塗り、と進んで
屋根や鍵盤蓋のヒンジとかの金属類も磨きあげて組み立てて完成です。

木地着色の図
木地着色
もちろん屋根や鍵盤蓋のヒンジ類も磨きあげて錆びないようにコーティング
前土台は2本ペダルから3本ペダルに改造するため木工加工してます

古いピアノを直すのは本当にやり甲斐があって楽しいです。そして昔の物はやっぱり造りがとても良いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です