Boldwinのスピネット
運送中に少し階段から落ちてしまったそうで、修復してほしいという事で入荷しましたが、、、
おかしくないですか? 様子が。
👈ツンツンしたら崩れ落ちてしまいそうです(笑)
ん〜もうこれは同等品に交換したほうが良いんじゃないですか?と提案したのですが、お客様がどうしてもこのピアノじゃなきゃダメだとおっしゃってるらしく、なんとしてもコレを修復して欲しいとの事。
それなら直しましょうか。とことん。と、言うことで修復作業が始まりました。
という事で、まずは👈ツンツンしてバラしていきます
外装は当然全塗装になるんですが、まず響板と親板を元通りに修復。
それからその他の場所を直して〜からの剥離〜全塗装という感じにしました。
幸いフレームも損傷はなく👍、響板に関しても破損が一部だけで、部分修復だけで済むので助かりましたね。
フレームまで外して張弦から なんてなったら大変ですからね。
これで山場は超えました。他の部分もいろいろ壊れていたので簡単ではありませんでした。完全に元通りになるように各部を計測したり、ちょっとでもズレてしまったら大変ですからね。神経使って完璧に直るように作業していきます。で、ここまで来れば後は通常通り全塗装するだけ。
ロゴプレートを痛めないように慎重に剥がしたり(せっかち過ぎて位置の計測と剥がすのを同時にやっちゃってます。笑)剥離〜木地調整などして全塗装。
最初はどうなる事かと思いましたが、なかなか完璧に治りました。