古いピアノの上パネルなどに飾りパーツとかってよくありますよね。
この時は Miki のミニピアノの全塗装依頼でした。
塗り替える場合、壊れるのはわかっているけれど剥がしとる。
こういう事、多々あります。
剥がすときに壊れてしまった場合はパーツが残っていますが、最初から折れてなくなっていたりすると作るしかありません。
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![](https://pianotosou.com/wp-content/uploads/2021/08/F0C86016-6266-4D92-AB57-39B0C835AA1B-1024x768.jpeg)
写真の斜線部分がなくなっていたので製作です
まずはなるべく壊さないように剥がし取ってと。。。
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欠損部分を復元していきます
![](https://pianotosou.com/wp-content/uploads/2021/08/0455EECB-7AFE-43B5-B9CE-B03DC8248C05-768x1024.jpeg)
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こんな感じで大雑把に形を作り接着しました。
樹種や木の色を考えて同じ木を選ぶかそれに近い目の物を選ぶのですが、非常に小さな接着面なので細かい加工時に負担がかからないように柔らかい木をチョイス
接着剤が固まったら刃物でチマチマと整形していきます。
元々が職人さんが手作業で作っていた感じで刃物で削った痕が活かされた仕上げなのでそれに合わせてペーパーがけはせず仕上げ。。。接着
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そしてこれがキモなんですが、整形が終わってから塗料の剥離をするんです
そうすることによって木の質は全然違うけど、新しく作った部分と元々の部分の質感が馴染みます
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![](https://pianotosou.com/wp-content/uploads/2021/08/3451B24B-73F0-40AB-9694-E6CB468A321C-1024x768.jpeg)
こういう修復作業はついついとても細かいところまで拘ってしまいます。