ピアノ到着
久しぶりの投稿になってしまいましたが、先日のインスタグラム投稿にもアップしましたが、1911年製スタインウェイB型の入荷の様子。今回2台のニューヨークスタインウェイGPが入ってくる予定になっていますが、まずその第一便が届きました。
海外から届くピアノはこんな風に木箱に入ってきます。
箱の中で木枠にガッチリ固定されて動かないようになっています。
開梱
木箱からの開梱も自分たちでやっています。届くピアノは大体フルレストアするなものばかりなので梱包状態も含め細かいところをチェックしながら開梱していきます。
まずは木枠をどんどん解体していき、そして中にはペダルや脚、椅子などが隙間を埋めるように詰め込まれているので一つ一つ状態をチェック。ピアノの構造自体に問題はないか、大きな木工修理が必要じゃないかなどなど細かくみていきます
今回は110年経ってるわりには意外としっかりしてます。
場合によってはペダルが折れてるとか、脚に亀裂が入って裂けてるとか屋根が折れてるとか響板交換しなきゃならないとか、、、OMGな状態だったりもします。よっぽどのことがない限り修理出来ないなんて事はないので楽観的に考えるスタイルでやってます。。。が状態が良いに越したことはありません。
今回、まあまあ。。。でも響板はちょっと酷いかな。。割れだらけです。
ピン板は。。過去に交換してますね。やっぱり100年以上経ってるし。。。本体の日焼けもすごいですね。
外装の状態から窓際に置かれていて鍵盤蓋は開けっ放し、屋根も基本開けっ放しだったんだなとわかります。逆に放置されてたんじゃなく使われていたんだなと。コレきっと良くなると思います👍楽しみです。
こういうピアノの投稿が多いですし、古いピアノの完全修復のような仕事が得意分野でもありますが、もちろんいつも大掛かりな修理ばかりしているわけではありません。多くのご家庭にある、ヤマハやカワイ、その他国産メーカーのアップライトピアノなどのキズの補修やクリーニング、場合によっては出張補修なども(お伺いできる範囲は限られますが)承ります。
ページ下のお問い合わせからご相談ください。
そして実はですね、この投稿が遅くなったせいで第2弾もすでに到着しております。そちらはニューヨークスタインウェイのモデルA2。その開梱の様子はまた改めて後日投稿したいと思います。
ピンバック: 1903年製のグランドピアノ到着 - ピアノ塗装専門工房 - Piano Refinish