フェルト貼り替え
こちらはYAMAHAグランドピアノの譜面台
某楽器店様からの依頼でフェルトの貼り替え。
両サイドの燭台部分のフェルトと譜面を乗せる部分のフェルト(この部分は実際はフェルトではなくエクセーヌという人工スウェードが使われてます)の貼り替えの仕事です。
一部の技術者さんからしたら、「そんなの調律師が自分でやりなよ!」とか「そんな事もやらない調律師なんて。。。」とか言う人もあるかもしれませんが、こういう作業はいつもやって慣れてるほうが絶対に綺麗に間違いなくやれますからね。あまり慣れてなくて時間かける余裕がない調律師さんは相談いただければと思います。(※もちろん有料ですよ)
そして自分がやったかのようにお客様に納品しても構いませんよ。(このブログには載せちゃいますがね。笑)
と言う事で元々のフェルトを剥がし新しいフェルトを貼っていくんですが、綺麗に剥がすのは意外と時間のかかる作業です。
せっかくフェルトを剥がしたので少し磨きました。こういう部分ってフェルトが貼ってあると際まで綺麗には磨けないんですよ。(フェルトを汚すわけにはいかないので)
譜面を乗せる部分もボロボロになってしまっていたので新品のエクセーヌをジャストなサイズに切り出して貼りました。
仕上がりはこんな感じです。
元々は塗装面も細かいスリキズだらけで黒というよりグレーに見えてしまってましたが、フェルトの貼り替えだけでここまで綺麗になって返ってきたらバッチリ喜んでもらえるでしょう。