先日インスタグラムに木目補修の投稿をしたので今回はこちらでも木目補修です
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ピアノ塗装・木目の補修
どこを直したかわかりますか?(Instagram)
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筆だけでどこまで描けるか(Instagram)
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木目塗装の修理の場合、木目が無くなってしまっている部分をどうするか。
キズをパテで処置した場合や突板が薄くなりすぎて無くなってしまってる場合などは木目を描いて直します。
場合によっては問題の部分を一部切り取って別の木を貼り合わせる事もありますが、継ぎ目を分からなくするためには結局のところ木目を描くことになります。
どこから見ても木にしか見えない様に完璧に描ければ良いのですが、これがなかなか難しいんです。
もしかしたら美大などにいったりして絵画の基礎を身につけてる人とか、色の使い方がよくわかってる人にとっては難しくないのかな?なんて思ったりしますが、自分にはそんな知識や技術もないし、むしろ小さい頃から絵を描くのは苦手(むしろ嫌いと言ってもいいくらい)でした。。。でしたと言うか今でも苦手なんです。笑
なので未だにチャンスがあれば練習しています。
木目を描く(動画あり)
今回ちょうど良い修理があったので動画を撮ってみました。
大きく突板がなくなってる部分にピンク色のパテがしてありますね。これは以前に誰かがやったパテでなんとなく茶色で濃く色付けしてあり、いかにも描きましたって言う感じでパテの境目も一目瞭然であまり良い修理ではありませんでした。
ここから修理痕がわからない状態にするのは結構難しい。
自分ならパテ自体もっと目立たない色のものを使いますが、練習にもなるので、今回はこのままやってみます。(早送りですがノーカットです)
実際の仕事では
筆だけで描けるのは基本ですが、実際は一つのキズに木目を描く為にこんなに時間を使うわけにはいかないので色んなテクや道具を効果的に使って時間短縮します。
全塗装では2〜3時間の間に多いと20ヶ所くらい描かなければその日のうちに全体を塗りきれないので。
勤め人だった時は休憩時間とか仕事の時間以外で練習することも出来ましたが、独立して自分で仕事するようになると仕事以外の時間が無くなり、、、つまり練習に時間を使えば使うほど仕事する時間が減るわけです。
でもそのジレンマと戦いながら練習し続けるしかないですね。
木目書き凄いです。魔法を見ているようです。
ぴあさん
“魔法みたい”だなんて言ってもらえてとても嬉しいです!!
でも描いてる時の本音を言うと「あぁぁまずい、思ってるのと違う、、、次でなんとかしなきゃ、、」が、ずっと続く感じなんですよ。笑
いつか本当に“魔法みたい”に描けるように頑張ります!